布引の滝とは、新神戸駅の山側に位置する生田川中流の滝で、「日本の滝百選」にも選ばれています。
また、那智滝や華厳滝と共に「日本三大神滝」の一つとして知られています。
布引の滝は雄滝、雌滝、夫婦滝、鼓ヶ滝の4つの滝から成り立っており、特に最も上流に位置する雄滝は高さ43メートルもあり、迫力満点です。
滝までの道は整備された遊歩道があり、気軽に自然の中を散策することができます。
特に新緑や紅葉の時期には美しさが際立ち、必見のスポットとなっています。
今回は神戸市民に親しまれている、布引の滝ハイキングコースを解説します。
布引の滝のハイキングルート
市営地下鉄新神戸駅から布引の滝、布引ダムを経由しロープウェイ風の丘中間駅まで歩くルートです。
ハイキングルートの歩行時間は約1時間です。
傾斜は序盤のみありますが、コースは整備されているため歩きやすいです。
路面が悪い部分は少なく、スニーカーでも歩くことが可能です。
布引の滝ハイキングコース紹介
市営地下鉄新神戸駅〜雄滝（10分）
スタート時点は市営地下鉄の新神戸駅です。
JR新神戸駅ではありませんので、間違えないようにしましょう。
まっすぐ進み、JR新神戸駅の高架下に来ると、布引の滝の矢印看板がありますので、矢印の方向へ。
道中は看板があり、迷う事はないでしょう。
砂子橋を渡ります。
橋を渡ってすぐに左に石の階段がありますので、登っていきます。
階段を登り終えると水平な道です。
眼下は沢になっており、涼しげな雰囲気が漂っています。
道は歩きやすく、整備されています。
雄滝に着きました。
布引の滝を構成する4つの滝の中で1番大きな滝です。
雄滝〜みはらし展望台〜布引ダム（20分）
雄滝を眺めたら、階段を登ります。
ほどなく、おんたき茶屋に到着します。ここで一息いれるのもいいでしょう。
1915年創業の老舗茶屋です。
茶屋からさらに登って行きます。
分かれ道に出ますので、ここを左折します。
道なりに歩くと、左手には公衆トイレがあります。
そのまま道を登ると、ほどなくみはらし展望台に到着します。
休憩地点にもなっており、ベンチがあります。
名前の通りここからは展望が良く、神戸の街を一望できます。
一息ついたらさらに坂を登ります。
途中の左手には、特徴的な猿のかずら橋があります。
※この先には行きません
まっすぐ道を進みます。
歩くにつれて道は細くなっていきます。
右手に流れる水面を見ながら、気持ちよく歩くことができます。
坂をのぼっていくとダムが見えてきました。
五本松堰堤（布引ダム・布引貯水池）に到着しました。
池の水面は穏やかで、青々として美しいです。
布引ダム〜風の丘中間駅（30分）
ダムの上を伝う橋を渡って行きます。
こちらの分かれ道は左に進みます。
ダム沿いに歩いていきます。
道沿いには稲荷大明神があります。
しばらくすると分かれ道があり、左に進みます。
自然の中にしっかりと遊歩道が備えられており、歩きやすいです。
こちらの分かれ道は右手の階段を登ります。
しばらくするとまた分かれ道がありますので、神戸布引ハーブ園方面へ向かいます。
道路を道なりに歩きます。
門が閉まっていますが、右側の小さな門を開けることができますので、中に入ります。
ロープウェーの駅が見えてきました。
風の丘中間駅に到着し、ハイキングコースは終了です。
上に登ると、布引ハーブ園になります。
ロープウェーに乗って新神戸駅の方へ下って行きます。
ロープウェーからの景色は綺麗で、神戸の街並みを堪能しながら下って行きます。
布引の滝ハイキングコースまとめ
布引の滝ハイキングコースは、新神戸駅から徒歩で行ける自然豊かなコースであり、「日本の滝百選」に選ばれた布引の滝をはじめ、滝や橋、ダムなど見どころが満載です。
特に、新緑や紅葉の時期には絶景が広がり、自然を満喫するには最適なコースです。
都心の新神戸駅からたった1時間で、自然を存分に楽しめるハイキングコースが存在するとは驚きです。
これからハイキングをしたい初心者の方、家族でのファミリーハイクの場所をお探しの方におすすめです。
天気
地図
〒651-0058 兵庫県神戸市中央区神戸港地方
コメント