【京都と滋賀の県境】音羽山(牛尾)ハイキングコースを徹底解説【駅から行ける・登山初心者向け】

登山・ハイキング
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音羽山(おとわやま)は京都山科と滋賀大津の境に位置する、東海自然歩道が通る山です。

登山道は整備が行き届いていて、多くのハイカーが訪れる人気の山です。

京都市の主要部からも電車で気軽に立ち寄れる、アクセス良好な山でもあります。

ハイキングコース上に危険箇所はほとんどありませんが、下りは急斜面が続きます。

積雪がある1時から2月は、路面が凍結する恐れがあり、危険なので避けた方が良いでしょう。

駅から登って駅に戻れる、マイカーがなくても楽しめる山です。

音羽山の登山ルート(地図)

京阪追分(おいわけ)駅から法厳寺、音羽山を経由して京阪大谷駅までが登山ルートになります。

登山コースの所要時間は約3時間です。

追分駅から鎌研ぎ橋登山口までが少しルートがわかりにくいので、よく確認しておくことをお勧めします。

音羽山のハイキングコース紹介

京阪追分駅〜鎌研ぎ橋登山口(30分)

京阪追分駅に到着しました。

改札を出て向かい側の地下道に入ります。

地下道をまっすぐ行くと、左手に牛尾ハイキングコースの標識が見えるので、こちらに沿って階段を上ります。

階段を上った先は道路沿いになっているので、東へまっすぐに進みます。

名神高速の高架下を越えてすぐのところ、この場所を右折します。

そのまままっすぐ名神高速道の脇道を歩いて行きます。

赤い鳥居の形をしたモニュメントが金網にいくつも取り付けられていました。

その前坂を上って、今度は降りきった先に、登山口に向かって交差部を左折します。

それからは道のりに行くのですが、住宅街の中を通ることになります。

この辺は電波もつながるので、迷ったら鎌研ぎ橋登山口を検索して進むようにしてください。

途中にある白石神社です。

神社を左手に見ながらまっすぐ進みます。(鳥居の方には行きません)

その間歩き続けると登山口が始まります。

木々が増えますが、地面は舗装されており、道路となっています。

すぐ横に川が流れており、体感温度は涼しく感じます。

白橋の所まで行ったところが、登山口の始まりです。

ここにハイキングコースの案内図があります。

鎌研ぎ橋登山口〜牛尾観音(法厳寺)(50分)

道路を歩いていくと、川辺に変わった形の石がありました。

これが蛙石と言われる石で、よく見てみると確かにかえるが座っている姿に見えます。

相変わらずしっかりと舗装された坂を上って行きます。

道が少し狭くなってきており、車とすれ違うときには少し注意が必要です。

途中小さな祠と、休憩できる東屋がありました。

この辺から少しずつ坂がきつくなってくるので、無理せず少し休憩していくとよいかもしれません。

お経岩に到達しました。

大きな岩が道路脇に横たわっています。

弘法大使がここでお経を唱えられた場所と言われています。

少し滑りやすくなっている道を歩いて行きます。

ふと右手のを見ると、木で作られた人形が水辺の石に置かれているのがわかります。

コロボックルでしょうか、不思議な作りをしています。

大蛇塚という大蛇伝説に出てくる小さな祠があります。

牛尾山には昔周囲を荒らした大蛇がおり、退治されて音羽川に流れ着いたといいます。

横石橋に着きました。

この辺は道の脇にスペースがあり、そこでバーベキューを嗜む方が多くいらっしゃいました。

確かにここは川の流れもゆるやかで、自然も満喫できます。

さらに車で訪れることができる、と言うバーベキューをするには良いロケーションであるなと感じました。

焼肉の匂いがお腹を空かせてくれます。

そのまま進むと、道が行き止まりになってしまいました。

これは焦らず左手の広場の砂利道のある道を広場の方へ行くのが正解です。

広場をまっすぐ行って突き当たりを左に曲がって、坂を上って行きます。

突き当たり正面にも道がありますが、私有地になっており通行できません。

坂を上っていくと、黒門と言うところに出ました。

ここからが法厳寺の敷地内になります。

黒門からの階段は急で、かなり長めです。

またここは川から離れるため、少し体感温度も上がってきます。

階段を上りきったところに、手作り感あふれる赤鬼と青鬼がいました。

先に進むと、牛尾山法厳寺(牛尾観音)に到着しました。

境内はそこまで大きくありませんが、きれいに清掃されていました。

牛尾観音(法厳寺)〜音羽山山頂(40分)

牛尾山の矢印に従って、寺の隅の階段を上って行きます。

階段から上ると本格的な山道に突入します。

今までの舗装されていた道と異なり、土と石の地面が広がり未舗装の道です。

登山靴でなくても大丈夫ですが、足元には少し注意したほうがよいです。

道は狭く、ずり落ちないように足元には注意が必要です。

山道を登り、鉄塔を左手に見ながら歩いたりしていると、分かれ道に到着します。

この分かれ道を左に、東海道自然歩道に合流して進みます。

ここからは上りではなく、比較的平坦な道が続きます。

音羽山への標識が出てきました。

赤い鉄塔を左手に見ながら、しばし音羽山山頂へ向けて登ります。

地面は少し踏み固められていますが、このように崩れているような場所も見かけます。

頂上付近の広場に出ました。

老朽化していますが、ベンチとテーブルもあり、休憩することができます。

もう少し進めば山頂になります。

高山音羽山の頂上に到着しました。

標高は593メートルです。

三角点もありました。

頂上からの景色です、

草が茂っており、思ったよりも展望は良くありませんでした。

こちらが滋賀県を見渡す方向です。

京都市の市街も一望できます。

音羽山山頂〜京阪大谷駅(60分)

少し戻って、さきほどの広場周辺。

右の方から歩いてきましたので、こちらを左手に山を下っていきます。

左右で木の種類が異なる林道を下って行きます。

東海自然歩道の標識があり、京阪大谷駅を目指して進みます。

自然歩道は平坦な道です。

ある程度進んでくると、木の階段を使う場面が出てきます。

木の階段はしっかり補強されているのですが、この辺から傾斜が急になります。

階段の数も多いため、足をくじかないように気をつけます。

階段が木から石のものなりました。

相変わらず勾配が急なので、思ったよりも体力を奪われます。

負担を軽減するために、厚手の登山靴下を履くことをおすすめします。

途中にベンチがありますので、ここで休憩するのも良いでしょう。

長く伸びる階段を下って行きます。

視界が開け、道路が見えます。

こちらの歩道橋を渡って奥のほうに進みます。

ここから森の中に戻ります。

標識に沿って、京阪大谷駅目指して森の中の道を左に行きます。

この森の道は狭く、倒木を越えてそのまま進みます。

狭い道を避けると、蝉丸神社に到達しました。

境内を抜けて、階段を降ります。

神社の階段を降りると、住宅地に着きますので右手の方へ。

住宅地を歩いてすぐ左手に京阪電車大谷駅が見えます。

ここで音羽山ハイキングコースは終了です。お疲れ様でした。

電車は1時間に3本程度の運行になっています。

音羽山(牛尾山)ハイキングコースまとめ

京都市にある、音羽山登山・ハイキングコースの紹介でした。

道は整備されており、序盤は道路沿いを上っていくため、登山初心者の方でも歩きやすいです。

ウォーキングシューズでも十分に山頂まで登り切ることができるでしょう。

冬季は積雪があるので、通行止めになる可能性もあります。

登山ルートが駅から離れているハイキングコースも多いですが、このコースは駅から登って駅に帰ってくるので、手軽にチャレンジできるのはとても良いです。

気軽に登れる京都・滋賀の山をお探しの方は、この音羽山がお勧めです。

参考書籍

日帰り山あるきの本を、ルートの参考にしました。

天気

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地図

〒607-0000 京都府京都市山科区小山長尾

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