【和歌山】高野山・弁天岳不動坂ハイキングルートを徹底解説【登山初心者向け】

登山・ハイキング
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高野山は、標高900メートル以上の山上に弘法大使(空海)によって開かれた、修行道場の聖地です。

女人禁制であった高野山は、かつて御廟を拝みたい女性信者は、女人道をたどったと言われています。

今回紹介するのは、その女人道を辿り高野山周辺の最高峰、弁天岳へ向かうハイキングコースです。

道は大部分が舗装されているため、ウォーキングシューズでも十分に歩くことができ、登山初心者向けです。

豆知識として、高野山は周囲を千メートル級の山々に囲まれた山上盆地ですが、高野山という山はありません。

高野山のハイキングルート(地図)

南海電車の極楽堂駅から、女人堂、弁天岳を経由し、奥の院バス停がゴール地点になります。

登山口からの登りは不動坂と呼ばれています。

ハイキングコースの歩行時間は約3時間20分です。

高野山のハイキングコース紹介

南海極楽橋駅〜女人堂(50分)

スタート地点は、極楽橋駅です。

改札を出て右に曲がり、駅の下をくぐります。

赤い橋が見えてきます。

この橋を渡って左岸に行くので、一度橋をくぐりぬけて、右手の坂を登ります。

赤い橋の手前に、今回歩く高野街道京大坂道不動坂の看板がありました。

坂を登ってまずは女人堂を目指します。

この赤い橋は極楽橋と呼ばれています。

橋を渡ったところに、不動坂の登山ルートの地図看板があります。

登山道の地面は舗装され、歩きやすくなっています。

途中分かれ道もありますが、不動坂の標識に従っていれば迷う事はないでしょう。

道はなだらかな坂で、常に一定の勾配で登っていく感じです。

地面は相変わらず舗装されていて歩きやすいですが、道幅は若干狭めです。

所々に丸い木のベンチがあり、座って休憩できます。

ちょうど紅葉シーズンでしたので、所々に見える紅葉が綺麗でした。

地面が石畳に変わりますが、特に歩きやすさなどに変わりはありません。

林道で視界は遮られ、見える景色もあまり変わりません。

清不動堂に到着しました。

開けていて、休憩場所に良い場所です。

この先は少し注意点があります。

奥に不動坂ルートを示す看板がありますが、こちらは旧ルートです。

山道は険しく歩きにくいため、こだわりがなければこちらの道はやめておきましょう。

石畳の道も不動坂ルートですので、安心して石畳の道を進みましょう。

花折坂にて、不動坂新旧ルートが合流します。

道中にお地蔵様と石塔がありました。

やがてバスが運行する道路と合流します。

不動坂の道と道路が合流した後は、左に道なりに積んで行きます。

こちらは車も通るため、端の方を歩いています。

高野山の女人堂へ到着しました。

高野山が男子禁制だった時代、女性は女人堂で念仏や修行を行っていました。

正面には巨大なお地蔵様がひときわ目を引きます。

女人堂〜弁天岳(30分)

女人堂の周辺地図がありました。

ここからは西の弁天岳に向かって坂を登ります。

弁天岳への入り口は、このバス停の裏の傾斜の部分です。

看板もありますが若干わかりづらいかもしれません。

かつて女人道と呼ばれ、修行者の女性が歩いた山道でもあります。

こちらの山道は、今までの石畳の道と違って道幅は細く地面も若干不安定です。

滑落しないように慎重に進みましょう。

途中倒木がありますが、気にせず先へ進みます。

木の看板があるので、そちらで場所を確認しながら弁天嶽方面へ進みます。

道は幅は狭いですが、丸太で足場が作られています。

むき出しの根っこを踏みながら進みます。

ほどなく弁天岳の頂上地点につきました。

木製の休憩所があります。

その横には嶽弁財天社嶽(だけの)弁財天社があります。

ここでは袈裟を着た男性が、長時間お参りをされていました。

弁天岳は標高984.5メートルです。

少し離れたところに三角点もあります。

頂上付近からは草木があり、眺めはあまり良くありません。

弁天岳〜根本大塔(50分)

休憩所で休憩した後、鳥居を潜って山を下ります。

道は相変わらずむき出しの地面です。

右手に遮るものがない箇所があり、景色が綺麗に見えます。

小さな社があり、お供え物もありました。

定期的にお参りされる方がいるようですね。

ベンチとテーブルがあり、休憩もできます。

木の階段があるので歩きやすいです。

古い鳥居があり、古道の雰囲気を感じさせてくれます。

徐々に道路が見えてきて、車も見えます。

高野山の大門に着きました。

大門は重要文化財になっており、高野山の西の入り口に当たります。

近くに公衆トイレもあります。

ここから先は高野山の町歩きになります。

観光情報を調べてから回るのも良いでしょう。

今回は高野山のシンボル根本大塔と中心聖地太師廟に立ち寄ります。

わかやま観光 | 高野山エリア | 和歌山県公式観光サイト
弘法大師・空海によって開かれた高野山は寺院や史跡などの訪れるべき観光スポットが凝縮しています。奥の院、金剛峯寺、壇上伽藍など高野山を代表する観光スポットだけでなく、修行体験や宿坊なども紹介しています。

高野の街並みは一本道です。

観光地として整備されており、飲食店や土産物屋、寺院が並びます。

マスコットキャラクターのこうやくんが至るところで歓迎してくれます。

こちらは金堂といい、修行の際に僧侶が集まる総本堂です。

隣には、高野山のシンボル根本大塔があります。

根本大塔は、高野山の建造物として最大の高さをほこります。

根本大塔〜大師廟〜奥ノ院バス停(70分)

高野山の街を眺めながら、東に進んで行きます。

途中分岐がありますが、左側の道を進みます

一ノ橋を渡って、再奥の大師廟に向かいます。

道中は奥之院参道となっており、非常に大きなお墓の敷地内を歩きます。

お墓でありながら暗い感じではなく、神聖な雰囲気を感じさせます。

途中には古い変わった形のお墓もあります。

また、武田信玄や明智光秀など、多くの歴史人の墓も高野山にあります。

大きな社に出たら、奥を左手に進みます。

こちらの橋を越えた先が大師廟(弘法大師御廟)です。

撮影禁止のため写真はありませんが、弘法大師空海の眠る御廟は見応えがあります。

最後に終点である奥ノ院バス停を目指します。

南に進んでいくと道路が近くなってきました。

奥に写っているのが、ハイキングコースのゴールの奥ノ院バス停です。

バスは1時間に2本程度で、ケーブル高野山駅までのバスが出ています。

最終バスは平日20時40分、休日21時12分となっています。

奥の院バス停の向かい側には、京都駅へ向かうバス停もあります。

こちらは9月から11月末日ごろまで1日2本運行しています。

高野山ハイキングコースまとめ

高野山の不動坂ハイキングルートの紹介でした。

道は全体的に整備されており歩きやすいです

また、後半は高野山の街中を歩くので疲れたときに休憩もしやすいです。

登山初心者の方でも十分に歩くことができるでしょう。

個人的に女人堂から弁天岳に登る登山口の場所がわかりにくかったので、写真を参考にしていただけたらと思います。

見所満載の霊山を歩くハイキングコースで、パワースポットを巡りたい方にもおすすめです。

参考書籍

日帰りウォーキング 関西の本を、ルートの参考にしました。

天気

高野町の2週間天気(旧:10日間天気) - tenki.jp
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地図

〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山

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