【奈良・柳生街道】剣豪の道ハイキングコースを徹底解説【鬼滅の刃舞台・一刀石】

登山・ハイキング
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奈良市にある柳生街道は、奈良市街地から柳生へと通じる古道です。

柳生の里は、緑豊かな小さな山里です。

かつて柳生新陰流の「柳生の剣」を求める多くの武士が、柳生街道を通って柳生の里へと足を運んだと言われています。

剣豪の道は、柳生街道の後半部分になります。

ゴール地点の柳生は、人気アニメ鬼滅の刃の舞台にもなった場所です。

↓柳生街道前半部分の滝坂の道ルートは、こちらの記事を参照ください。

※画像が多いため、記事を一部折りたたんでおります。

剣豪の道のウォーキングルート

近鉄奈良駅からバスに乗り、忍辱山バス停から柳生バス停までが剣豪の道のルートになります。

ハイキングコースの歩行時間は約3時間40分です。

帰りのバスの本数は少ないので注意。(コース紹介の最後に時刻表あり)

上の地図はあくまで参考にしかなりませんが、実際の道は標識があり道に迷いにくいです。

柳生街道・剣豪の道コース紹介

近鉄奈良駅〜忍辱山バス停(30分)

スタート地点は近鉄奈良駅です。

東向4番バス停から山村町行きのバスに乗車します。

忍辱山バス停〜夜支布山口神社(40分)

忍辱山(にんにくせん)バス停に着きました。

ここは柳生街道の前半部分、滝坂の道のゴール地点でもあります。

ここから道路沿いを坂を下って進みます。

道路の右手側に、下り道があり柳生街道の標識があります。

標識に従って柳生方面に進みます。

道なりに下っていくと山道に入っていきます。

道は標識多く、迷いにくくなっています。

地面もならされており、歩きやすいです。

徐々に道は狭くなってきますが、歩くのに大きな支障はありません。

山道独特の気持ちよい空気を吸いながら、ゆったりと歩きます。

山の中から開けた場所に出ました。

道の脇にはコスモスが咲いていました。

柳生街道の標識が草むらの中を示していました。

道を外れ、草が生い茂っているのが正規ルートのようです。

※ここを通らなくても先に進める可能性はあります

道が見えませんが、草をかき分け何とか先に進みます。

林の中に到達しました。

道は細く、目の前には竹が倒れていましたが、くぐり抜けて先に進みます。

林を抜けると開けた田んぼ道に出ます。

きれいな田です。

田んぼの先には、道を折り返して右側後方に進む場所があります。

私の前を歩いていた人は、ここを見落として迷っていました。

標識によく注意をして歩いてみてください。

石造りの灯篭が柳生街道の雰囲気を出してくれます。

夜支布山口神社につきました。

敷地は小さめです。

夜支布山口神社〜ほうそう地蔵(95分)

神社の階段を下って右手に進みます。

田んぼに向かって道路を横切ります。

開放的な田んぼの風景が出てきました。

広大な田んぼの脇には彼岸花が群生しており、真っ赤に染まっています。

この辺りからは住宅地の中を通ります。

建物は古く、長く住まわれている方も多い地域です。

大通りの大きな道を外れ、建物側の道を通る箇所もあります。

最後に坂を少し下って、住宅街の通り抜けは終了です。

この辺も風情がありますね。

先には分かれ道がありますが、右手の道を少し上って行きます。

老朽化した小屋があり、その右手の細い道に入ります。

森を抜けると、目の前には奈良市青少年活動センターが見えます。

そこを正面に右手に進みます。

細い道を抜けて小さな集落を通ります。

大きな庭の敷地内には、鶏が買われていました。

またも大きな田んぼの中の砂利道を進みます。

すると石垣の上に南明寺が見えてきます。

こちらは重要文化財に指定されています。

すぐ先には公共のトイレがあります。

中はきれいに管理されていました。

地域の方が順番で清掃してくれているようです。

柳生街道に戻り、次はほうそう地蔵を目指します。

標識通りに進むと視界が開け、気持ちの良い1面の田んぼが迎えてくれました。

進行方向右側におふじの井戸があります。

田んぼの真ん中の道を横切ります。

視界は開けており、非常に開放的な気分にさせてくれます。

標識に沿って林道に入ります。

地面が石で舗装された道になり、この辺から急坂になります。

急坂を超えると、本格的な山道になります。

足場が少し悪くなります。

上りがすぐに終わり、柳生の里に向かって今度は下りが続きます。

ほうそう地蔵がある場所に着きました。

疱瘡(ほうそう)地蔵は疱瘡避けに石に彫られた仏です。

ほうそう地蔵〜一刀石(鬼滅の刃舞台)〜柳生バス停(85分)

ほうそう地蔵を越えて、一刀石に向かいます。

右には道路が見える中、左手の林道を歩きます。

先ほど見えていた道路を横切って、まっすぐ進みます。

歩くと看板があり、左手に進みます。

看板を参考に一刀石へ向かいます。

道は完全に舗装されており非常に歩きやすいです。

天の石立神社が見えてきました。

天の石立神社は柳生家の修練の場といわれています。

そしてその奥には、鬼滅の刃でモデルになった一刀石(一刀岩)があります。

この石は柳生宗厳が刀で切ったと伝えられています。

非常に迫力ある大きな石で、これを切ったと言うのはにわかには信じがたいです。

傍らにはおもちゃの刀が置いてあり、写真撮影スポットとなっています。

道を戻り、芳徳禅寺へ向かいます。

道は車両通行止めとなっていますが、歩いて進むことは可能です。

坂を上っていくと芳徳禅寺に到着しました。

ここは拝観料200円が必要で、柳生家の菩提寺です。

見学が終わったら今度は道を下って行きます。

途中右手に石造りの階段があるので、こちらを下って行きます。

下には柳生茶屋と言われる昔ながらの日本家屋の茶屋があります。

近くに柳生の里の観光案内図があります。

柳生の里の観光名所は周辺に点在しています。

家老屋敷に向かうには、民家の目の前の道を通るのが正しい道になっています。

小高いところに家老屋敷はあります。

道路に戻って左手に進みます。

程なく、ハイキングコースのゴールの柳生バス停に到着します。

バスの本数は非常に少なく、2時間に1本程度です。

ここから近鉄奈良駅やJR奈良駅へ、バスで戻ることができます。

柳生バス停からJR笠置駅まで歩く

当初はバスで戻る予定でしたが、待ち時間が長かったのでJR笠置駅まで歩くことにしました。

柳生バス停〜JR笠置駅(70分)

バス停を抜けて、北へ向かいます。

柳生街道の看板がまた出てくるので、この看板に沿って川沿いを歩きます。

途中にある阿対の石仏です。

流行病よけの願いをきいてくれると信仰されています。

やがて柳生街道は終わりますが、笠置駅への標識に従って歩きます。

道を歩いていくと、京都府笠置町に入ります。

この辺りは車道になっているため、車の交通量が多く危険かもしれません。

車に充分注意して歩くようにしましょう。

笠置駅までの道は渓谷沿いの車道になります。

沢沿いになり、気温は涼しげです。

長く車道を歩くと、笠置の街が見えてきます。

電波も通じるので、迷う事はありません。

ゴールのJR笠置駅に着きました。

剣豪の道ウォーキングコースまとめ

奈良県にある柳生街道、剣豪の里ウォーキングコースの紹介でした。

時間はかかりますが、傾斜は少なく楽しみながら歩く事ができます。

標識は多数あり迷いにくいため、ウォーキング初心者の方にもおすすめです。

斜面はありますが、比較的舗装されているためウォーキングシューズでも十分歩くことができます。

あなたも、柳生家の歴史に想いを馳せながら歩いてみませんか。

参考書籍

日帰りウォーキング関西の本を、ルートの参考にしました。

天気

柳生の里 芳徳禅寺(芳徳寺)の3時間天気 週末の天気・紫外線情報【お出かけスポット天気】 - tenki.jp
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地図

〒630-1231 奈良県奈良市柳生下町216

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