ソロキャンプをするためにはテントや寝袋、調理器具やランタンなどの道具が必要です。
また、天候やキャンプ場の状況に応じて、追加の装備が必要になることもあります。
このように言われると、これからソロキャンプを始めようと思っている方は何が必要か迷ってしまいますよね。
今回は、そんなソロキャンプ初心者向けのおすすめの定番商品を紹介します。
しっかりと準備をして、安全で快適なソロキャンプを楽しみましょう。
ソロキャンプに必要なもの(道具)は、次の条件を満たすものを選びました。
・軽量
・コンパクトに収納できる
・利用が簡単
・コストパフォーマンスの良いもの
ソロキャンプのために揃えるべき道具10選
ソロキャンプをするために必要な道具は以下の通りです。
1.テント
2.シュラフ
3.マット
4.ランタン
5.テーブル
6.チェア
7.バーナー
8.クッカー
9.調理道具
10.雑貨
順番に解説していきます。
テントはシンプルなドームテントが使いやすい
テントとは、野外での宿泊やキャンプ時に使用される仮設の住居です。
テントは、ポール、ペグ(ペグは地面にテントを固定するために使う釘のようなもの)、シート(天井、壁、床)から構成されています。
・テントの種類
ドームテント…主流となっているシンプルなタイプのテント
ワンポールテント(ティピー)…中央を1本のポールで支える円錐型テント
シェルターテント…フロア(床面)のないテント
ワンタッチテント…誰でも手軽に設営できてすぐに使えるテント
ソロキャンプ初心者におすすめなのはドームテントです。
ドームテントは、2本のポールをテントに差し込み、ペグを地面に打ち込むだけのシンプルな構造で、一人でも設営・撤収がしやすく、値段も手頃です。
ワンタッチテントも設営が簡単ですが、耐久力に難があり、撤収に時間がかかりがちで案外利用が難しいです。
初めてのテントに迷ったらドームテントを購入しましょう。
ツーリングドームST(Coleman)
利用人数 1-2人用
製品サイズ 210 x 120 x 100 cm
重量 4 kg
収納サイズ 23×54cm
耐水圧 約1500mm(フロア/約1500mm)
ソロテントとして長らく定番なのが、コールマンのツーリングドームSTです。
シンプルな構造ながら前室(入り口の前に設けた空間)が広く設計されています。
前室がタープがわりになるため、日差しよけや雨の日の調理時に役立ちますよ。
一人でも設営・撤収がしやすく、ペグも付属しています。
amazonランキングでも上位にあり、ソロキャンプをするならツーリングドームSTを購入しておけば間違いありません。
シュラフはオールシーズン使えるものが便利
シュラフとは、寝袋のことです。
主にアウトドア活動やキャンプ、登山、旅行などで使用され、寝具として使われます。
・シュラフの素材
ダウン…軽量で保温性が高いが、値段が高めで水に弱い
化学繊維…安価で肌触りが良いが、重くてかさばる
・シュラフの種類
封筒型…長方形をした上から下までの幅が同じタイプの寝袋 動きやすいが暖かくない
マミー型…体への密着性が高い寝袋 暖かいが動きづらい
ソロキャンプ初心者におすすめなのはマミー型のダウンシュラフです。
マミー型は暖かいため通年使うことができ、封筒型よりもコンパクトに収納できます。
暖かい時期の利用で多少かさばっても大丈夫だという方は、安価な化学繊維の封筒型シュラフも良いですよ。
シームレスダウンハガー800#3(mont-bell)
【素材】生地:10デニール・バリスティック エアライトナイロン・タフタ[はっ水加工] 中綿:800FP EXダウン
【重量】531g(555g) ※【重量】欄の( )内はスタッフバッグを含む総重量です。 【カラー】ブルーグリーン(BASM)
【収納サイズ】∅13×26cm(3.0L)
【適応身長】183cmまで対応
【快適温度】 4℃
【使用可能温度】 -1℃
【付属品】長期保管用の専用ストリージバッグ
モンベルのダウンハガーは、軽量なダウン素材のマミー型の寝袋です。
ダウンハガーは暖かさによって区分けがされていますが、#3は厳冬期以外のオールシーズン対応できます。
キャンプの夜は寒いことが多いので、寝袋は多少高くてもしっかりしたものを購入しておきましょう。
mont-bellは登山道具を販売している老舗ブランドなので、シュラフの評判も良いです。
似た商品にアルパインダウンハガーがありますが、よりコンパクトに収容できるようになっている分、動きづらさがあります。
キャンプでの利用の場合はダウンハガーがおすすめ。
スリーピングバッグ
重量 約1kg
素材 ポリエステル, タフタ, コットン
製品サイズ 210 x 75 x 7.62 cm
最大収容人数 1人用
スリーピングバッグは、化学繊維素材の封筒型の寝袋です。
肌触りが良く、封筒型なので布団と同じような寝心地です。足が動かせて快適。
収納時のサイズが大きく重いのが難点ですが、安価であるのがメリット。
春から秋の暖かい時期のシュラフとしては、こちらでも十分対応できますよ。
マットはウレタンマットがコスパ良し
キャンプマットとは、寝具の一つで、寝袋の下に敷くことで保温性や快適性を向上させます。
また、地面からの湿気や冷気を防ぐためにも使用されます。
・マットの種類
ウレタンマット…クッション性のあるフォーム材でできたマット
インフレーターマット…バルブを開くことで自動的に膨張するマット
エアーマット…中に空気を入れて膨らませるマット
ソロキャンプ初心者におすすめなのはウレタンマットです。
安価で軽量のため、手軽に購入しやすく、値段の割に長持ちもします。
また、設置・撤収が簡単であるのもメリット。
EVAフォームマット(CAPTAIN STAG)
全長 182cm
素材 マット:発泡ポリエチレン、EVA樹脂、バンド:合成ゴム
製品サイズ 56 x 182 x 2 cm
重量 199.58 g
EVAフォーム マットは、蛇腹に折りたためるウレタンマットです。
丸めるタイプの銀マットに比べて片付けやすく、持ち運びもしやすいのが特徴。
地面の凹凸を軽減し、キャンプでしっかり眠ることができます。
安価ながらしっかりと冷気も遮断してくれるため、初めてのキャンプマットに最適です。
ランタンは小さめのLEDランタンを買おう
ランタンとは、アウトドア活動やキャンプなどで使用される明かりを灯す器具です。
ランタンには、電池式のものやガス式のものなど様々な種類があります。
・ランタンの種類
オイルランタン…芯にオイルを浸して灯すランタン
ガスランタン…ガス缶を使って灯すランタン
キャンドルランタン…キャンドルで灯すランタン
LEDランタン…充電や電池を使って灯すランタン
ソロキャンプ初心者におすすめなのはLEDランタンです。
簡単に明かりが付くので利便性抜群で、値段も安価です。種類も豊富。
オイルランタンは雰囲気がありキャンプ道具として人気ですが、パラフィンオイルやライターも必要になるので初めての道具には不向き。
エクスプローラー SOL(GENTOS)
エクスプローラー SOLはソロで使いやすいサイズのランタンです。
ジェントスはコンパクトでありながら高輝度の製品を作っており、防災面でも信頼性があります。
手持ちしやすく、明るさも十分あるので、このランタン一つで明かりは事足ります。
光の色は白色と暖色のものがありますが、キャンプでの利用にはリラックスできる暖色のランタンがおすすめ。
エクスプローラー SOLは白色・昼白色・暖色の3色を切り替えることができ、本物の炎のように暖色光量がランダムに変化する「キャンドルモード」も搭載しています。
テーブルはアルミ製が使いやすい
キャンプテーブルは、キャンプ場や野外で食事をするために使われます。
キャンプテーブルには、アルミ製のものや木製のもの、コンパクトに収納できる折りたたみ式のものなど、様々な種類があります。
また、高さが調節可能なものや、キャンプチェアとの相性を考慮した設計のものもあります。
・テーブルの種類
ハイテーブル…脚が高いテーブル
ローテーブル…脚が低いテーブル
ソロキャンプ初心者におすすめなのは、ミニサイズのローテーブルです。
ローテーブルは安価な商品が多く、軽量コンパクトに収納できます。
ローテーブルの利用には、高さを合わせたローチェアを利用するのが一般的です。
アルミロールテーブル(CAPTAIN STAG)
サイズ (mm): 幅400×奥行290×高さ120
素材 甲板:アルミニウム(表面加工:アルマイト)、脚部:鉄(エポキシ樹脂塗装)
重量 700 g
耐荷重 30kg
アルミロールテーブルは定番のローテーブルです。
非常に軽量コンパクトなので空いたスペースに収納しやすく、アルミ製なので扱いやすいのがメリット。
天板も小さすぎず、用途が広く使いやすいサイズ感です。
ホームセンターでも売られているほどの人気商品で、近年は色々なカラーの商品も販売されていますよ。
チェアは足が取り外せるものがおすすめ
キャンプテーブルは、キャンプ場や野外で食事をするために使われます。
キャンプテーブルには、アルミ製のものや木製のもの、コンパクトに収納できる折りたたみ式のものなど、様々な種類があります。
また、高さが調節可能なものや、キャンプチェアとの相性を考慮した設計のものもあります。
・チェアの種類
ハイチェア…通常の椅子と同じ座面の高さのチェア
ローチェア…座面が低く地面に近い高さのチェア
ソロキャンプ初心者におすすめなのはローチェアです。
テーブルのおすすめがローテーブルなので、高さが合うローチェアが相性が良いです。
また、ハイチェアと比べて脚が短い分、持ち運びやすさがあります。
チェアワン(Helinox)
素材 ポリエステル
耐荷重 145kg
製品サイズ 50 x 55 x 66 cm
重量 873 g
ヘリノックスのチェアワンは、軽量コンパクトな定番のローチェアです。
脚を取り外せるため、収納時に小さくまとまり、持ち運びが簡単。
座面がメッシュになっているため、長く座っていても蒸れにくく快適で、座り居心地も抜群です。
キャンプ椅子として人気の商品で、カラーバリエーション豊富のため自分好みのものを見つけやすいのもメリット。
バーナーは小さくまとまるものを
シングルバーナーとは、一つのバーナーで火力を調節できるガスバーナーです。
シングルガスバーナーは、キャンプ用品の中でも、コンパクトで取り扱いが容易でありながら高い火力を実現できるため、人気があります。
・シングルバーナーの種類
ガスタイプ…ガス缶のガスを利用するもの
ガソリンタイプ…ホワイトガソリンを利用するもの
灯油タイプ…灯油を利用するもの
ソロキャンプ初心者におすすめなのはガスタイプのシングルバーナーです。
利用するガス缶(CB缶・OD缶)は手軽に購入でき、安全性が高いです。
ガソリンや灯油は扱いが難しく、持ち運びが大変なので上級者向けでしょう。
ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB(iwatani)
梱包サイズ 15.4 x 10 x 8.7 cm
素材 [本体] アルミニウム、[バーナー・ごとく・脚・風防] ステンレス
梱包重量 0.42 キログラム
商品重量 274 グラム
iwataniのジュニアコンパクトバーナーは、コンパクトにスタッキングできるシングルバーナーです。
脚の部分を折りたたむことができ、付属の正方形のケースにすっぽりと収まります。
のちに紹介するクッカーの中に入れて持ち運ぶこともでき、場所をとりません。
構造もシンプルで着火装置もついているため、着火にライターも不要なのも便利。
利用するCB缶もコンビニで購入できるので調達しやすいですよ。
クッカーはアルミ素材から始めよう
クッカーとは、アウトドアやキャンプなどで使用する調理用の器具です。
一般的にはガスや焚き火を利用して、鍋やフライパンなどを加熱して調理を行います。
・クッカーの素材の種類
アルミ…軽めで価格もお手頃だが、耐久性は低い
ステンレス…保温性が高く耐久性も高いが、重い
チタン…最も軽量で耐久性も高いが、焦げやすい
ソロキャンプ初心者におすすめなのはアルミクッカーです。
値段が安くて軽いため、手軽に利用しやすいです。
慣れてきたらチタン製のものと組み合わせると、料理によって使い分けできるので幅が広がります。
アルミパーソナルクッカーセット(snow peak)
素材 アルミニウム
梱包サイズ 16.4 x 16.2 x 11.5 cm
重量 590 g
スノーピークのアルミパーソナルクッカーセットは、大小の円形のクッカーがセットになった商品です。
2つのクッカーはスタッキングでき、一つにまとめられるのが魅力。
蓋は器にもなるので、調理用途だけでなく食器としても利用可能。
炒めものから汁物、お米を炊くなど、この商品一つで多くの料理を作ることができます。
調理道具はコンパトサイズが正解
・主な調理道具の種類
ナイフ…食材をカットするナイフ。ブッシュクラフトにも転用できる。
カトラリー…スプーンやフォークなどの総称。
まな板…食材カットの下敷きやお皿がわりに利用。
ナイフはカーボンとステンレス製のものがありますが、錆びにくいステンレス製のものがおすすめ。
カトラリーは折りたためてコンパクトに収納できるタイプが便利です。
まな板は木製のカッティングボードがあると、お皿としても使えて雰囲気が出ます。
ステンレススチール #9(No.9)(OPINEL)
全長:20.7センチ
刃長:9センチ
刃厚:2ミリ
鋼材:ステンレス鋼
重量:60グラム
オピネルのステンレススチールは、小ぶりで持ちやすいテーブルナイフです。
ステンレス製なので錆びにくく、管理しやすいので初心者向け。
木製のグリップは持ちやすく、刃も折りたたみできます。
様々な大きさがあり、No.8やNo.9サイズが多くの方にとって持ちやすく、人気があります。
OPINELはフランスのナイフメーカーで、山岳道具の定番としても古くから親しまれています。
折り畳み式 カトラリーセット
ナイフ :16cm×2.3cm(収納時の長さ9.5cm)
フォーク: 16cm×2.5cm(収納時の長さ9.5cm)
スプーン: 16cm×4.0cm(収納時の長さ9.5cm)
カトラリーセットは折りたたみができて、コンパクトに収納袋に収まるものが便利です。
こちらの商品はノーブランドのものですが、軽量で小さくまとまり持ち運び簡単。
ナイフ、フォーク、スプーンの3点セットになっており、用途も十分です。
値段も安価なので、初めてのカトラリーに迷ったらおすすめ。
take-ware 角型カッティングボード(CAPTAIN STAG)
製品サイズ (約):290×130×12mm
重量 200g
キャプテンスタッグのカッティングボードは竹製のまな板です。
竹製で温もりのある素材のため、そのままお皿としても利用できます。
荷物を少なくしたいソロキャンプ では、このような2役できる商品は役立ちます。
おしゃれなカッティングボードは木製のものが多いですが、その分高価です。
こちらの商品は値段も安価なため、試しやすくおすすめ。
雑貨も忘れずにもっていこう
その他持っていくべきものとして、ゴミ袋やウェットティッシュ、絆創膏などの衛生用品があると便利です。
夏場は虫除けグッズがあると快適度が上がります。
蚊がいなくなるスプレー(KINCHO)
蚊がいなくなるスプレーは虫除けのスプレーです。
ワンプッシュするだけで空間に対して効果があります。
臭いもないので使いやすく、長時間効果があります。
蚊以外の虫も減りますし、蚊取り線香よりも取り扱いが簡単でおすすめ。
ソロキャンプ初心者向けの道具まとめ
紹介した道具は多くの人が使う定番品なので、ソロキャンプ初心者でも安心してキャンプを楽しむことができます。
キャンプ場によっては設備が十分に整っている場合もあるため、必要最小限のアイテムから揃えていくとよいでしょう。
・ソロキャンプを始めるための初期費用
今回紹介した道具を全て購入した場合の合計金額は、約79,000円となります。
但し上記はシュラフ代が約36,000円、チェア代が約10,000円と少し高額となっています。
シュラフとチェアを安い商品で代替した場合は、5万円以内で一式が揃います。
キャンプの楽しみ方は人それぞれです。お気に入りの道具を選んで、快適なキャンプライフを送りましょう。
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